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ベジッポのリンゴは有機ですか?無農薬ですか?

りんごは皮ごと食べても大丈夫?農薬について心配です。

今日はりんごの皮についた農薬や、有機リンゴ、無農薬リンゴについて調べたことを書きます。

ベジッポでは国産のリンゴをつかったドライフルーツを作っています。オーガニックや無農薬にこだわる方から質問をいただくことが増えてきたので、ベジッポの私見をまとめました。

ベジッポの乾燥リンゴには2種類あります。
一つは皮をむいた丸型の乾燥リンゴ、もうひとつは皮がついた乾燥りんごを扱っています。皮に少し酸味があるので、同じりんご商品でもかなり味が違います。

 

Q.国産ですか?外国産ですか?
A.  リンゴは国産のみを扱っています。

外国産リンゴは通常船便で日本へ運ばれます。長い輸送期間中に虫がつかないよう、防カビ剤や日本では使用が禁止されている農薬が使用されています。(ポストハーベスト問題)そのような理由からベジッポの生産拠点である日本の「国産りんご」にこだわっています。

農薬シャワーの動画 

Q.国産リンゴに農薬は使用されていないのですか?
A.  りんごに農薬は使用されていますが、水洗えば落ちる程度の農薬です。

青果卸売市場は、卸売市場法(2000.4.1)の規制のもとにありこの法律のもと青果の取引が行われています。卸市場では安定的で効率的な取引の場を提供するため、理化学検査を設け定期的に残留農薬検査を実施しています。

また、国は農家に対し農薬使用に関する厳格な規制を設け、各フルーツにより使用できる農薬を決めています。農家はそのガイドラインに沿って農薬を使用しています。

その範囲において農薬を使用したリンゴで国産のものであれば安心して食して頂けると言えると思います。実際に2014年農林水産省が発表したデータでは4618戸 の農家のうち99.61%が残留農薬検査にパスしています。農薬と聞くと恐ろしい、健康に悪いと言ったイメージがありますが、現在の農薬は大変進歩していることも同時に理解して頂きたいです。

昨今日本の消費者の眼は大変厳しくいまや農家にとっても残留農薬はビジネスの生死をかけた問題となっているので残留農薬検査については大変敏感にそして適切に対応されております。

それに加え、念のためベジッポでは業務用の強アルカリ水を使用し生産前に皮を洗い、さらに塩水で洗い食酢でも洗います。りんごに限らず、ベジッポ でも農林水産省、保健所、農家などの生産基準などを常にチェックしており、必要であれば保健所に出向き検査証明を発行してもらっています。

りんごにおいては体重50㎏ の人が毎日40㎏食べ続けてやっと影響が出る程度という、現実的にはありえない数値を冷静に分析した結果、卸市場で流通する国産のりんごであれば農薬が使用されていたとしても安心であると判断できます。

具体的な数値は、こちらの記事をご参照ください。
○ 国産農産物における残留農薬は、どの程度?
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouyaku/140716_1.html

○「国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査結果について」2014年7月、農林水産省からのプレスリリース
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouyaku/140716_1.html


Q.なぜ国産の有機リンゴを扱わないのですか?
A.有機リンゴは供給が安定的ではなく、ドライフルーツにした場合、価格面で商売にならないからです

全ての野菜や果物が有機栽培に向いているわけではありません。現在日本で有機リンゴの生産は生産者の数%しかいません。 国が認める有機栽培JAS規格の報告書においても、「りんごの有機栽培は極めて困難とされ、事例も少ない」と記述されています。http://www.applenet.jp/~nouken/promote/sakumoku/kaju/H26K7.pdf

organic有機栽培は自然の肥料(フン等)だけを使用した自然環境に優しいものというイメージがありますが、りんごの有機栽培では農薬は使用されていることはご存知でしょうか?マシン油乳剤、水和硫黄剤、石灰硫黄合剤、銅水和剤、パラフィン展着剤等が使用されています。有機農産物を認定するJASで指定された、有機栽培で使用可能な農薬はこちらからご確認いただけます。http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/kikaku_26_yuki_nousan_160224.pdf

ネットでは有機リンゴを簡単に探せますが、それらはほぼ売り切れであり他の商品への購入を誘導していることにお気づきの方もおられるでしょう。
全国の青果卸市場にネットワークを持つ方に有機リンゴはありませんかと問い合わせたところ、市場では入手困難でありおそらく生産直後すぐに現地で売り切れるか提携販売先に売って終わりである、仮に入手できても通常のりんごの価格の数倍はすると返答がありました。

ベジッポの答えはシンプルです。
有機リンゴは供給が安定的ではなく、ドライフルーツにした場合価格面で消費者を納得させることができない。以上です。そしてやはり国内産で青果卸市場で流通しているりんごは安全であるという結果に行き着き現在では有機りんごは取り扱っていません。

Q.では国産の無農薬リンゴは扱わないのですか?
A.無農薬・無肥料リンゴというものは無いと思っています。

2013 年に、阿部サダヲ主演「奇跡のリンゴ」』という日本映画が制作されました。絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に成功したとうお話です。これが公開されてから、無農薬リンゴは生産できるという認識が世間に広められたと同時に無農薬でないリンゴは悪であるという認識も多少ばかり植えつけられたのではと危惧しています。

そもそもリンゴの無農薬栽培とは何かを調べたところから始まりいろいろなことがわかったので共有させていただきますと無農薬リンゴとは農薬も有機肥料も 何も使用していない野生の力のみを利用した放ったらかしのリンゴではないということをご理解頂ければと思います。

もうひとつ大変厳しいJAS有機栽培と違う点は、無農薬栽培については認定機関がありません。なので肥料は化学肥料を使用していても有機肥料を使用していてもりんごの実に農薬が散布されていなければ無農薬と自己申請することも可能です。

その一例として、リンゴの実を守る ために袋をかける方法があります。光合成を促し実に栄養を与える葉を守るために農薬を使用したとしても袋の中の実からは農薬が検出されなければ無農薬として販売することができます。厳密には無農薬ではありません。

奇跡のりんごといわれる由縁は、リンゴの無農薬栽培において減収率が90%という点にあります。100万円分のリンゴ収穫を目指していたのに、結果10万円 分しか収穫できなかったという経済的効率の悪さです。
そのため農林水産省は2002年12月に特定農薬を定め、食酢や重層の使用を認めることとなりまし た。食酢や重層自体はベジッポもカット野菜にて使用している非常に安全性の高いものですが、厳密には無農薬ではありません。

無農薬りんごを批判するわけではありませんが、前提として無農薬・無肥料リンゴという名称は正確ではありません。

ハーブなどは野生環境を好むため無農薬の方が育ちやすかったりしますが、作物によっては多少の農薬がなければ商品として世に出ることはできません。りんごにおいて安易に無農薬が良い、有機が良いと推奨すると日本で国のガイドラインの沿って農薬を使いリンゴを栽培している90%以上のリンゴ農家はどうなるのか、農薬を使用したりんごを流通させている青果卸市場は消費者に悪いものを食べさせても利益を優先させているのかと疑問を感じます。

まとめ

卸市場で売買されるリンゴは国の農薬規定を遵守し残留農薬検査をパスしたリンゴであり、その残留農薬は人体に影響がほぼないものと判断できるため、国産リンゴは安心して食べられるということが言えると判断しています。

ベジッポでは合理的かつ経済的観点から卸市場で売買される国産のリンゴをこれからも扱っていきたいと思います。ベジッポは農薬を推奨しているわけではなく、正しい知識を持ち適正に必要最低限の農薬を使用することは食の安定的な流通には必要であり、それにより皆様に美味しい食物をお届けすることができると考えています。

ひとつのブランドやステータスと化している無農薬や有機リンゴですが、厳密に調べると無農薬にも有機にもある程度の農薬は使用されていること、生産が不安定であるため価格が通常のリンゴの数倍以上になること等をご理解ください。有機栽培には向いている野菜や果物があるということも知ってほしいです。

でも皮は洗ってくださいね!
水では心配な方は、アルカリ水、塩、レモン水、重層水、べジウォッシュなどで洗えば大丈夫です。

ベジッポはこれからも食の安全に関する農林水産省が出すレポートなどを熟読しながら消費者にお届けする商品を厳選できるよう努めていきたいと思います!

PS
ベジッポでは徹底的に味にこだわっているためA級リンゴをドライフルーツにしています。やはりA級だと糖度や実の詰まり具合といった部分でかなりの差があります。安いドライフルーツは見た目の悪いもの、業界用語でいう「ハシモノ」を無駄にしないため加工されたものです。

Vegeppo Dried Apple 

Vegeppo ドライフルーツ リンゴ

 

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